日本の賃貸物件とベトナムの生活の違い

ベトナムの都市部、ハノイやホーチミンは一見、見た目は高層ビルが立ち並び、都会的なイメージですが、水道、電気、通信のインフラ整備は日本などの先進国にまだ到底及びません。
交通ルールも日本とは違い、朝から夜中までクラクションが鳴り続けます。新築のコンドミニアムや高層マンションでも窓枠サッシの取り付けやガラス取り付けの防音措置などされていないところも多いです。騒音が気になる方は高層階を選んだり、大通りから離れた場所などを選ばれるのが良いと思います。ただ、騒音の原因は交通だけではなく、工事や近所の住人のカラオケなど様々です。ある程度割り切らないといけない部分もあります。 水漏れは壁の作りがレンガとモルタルで仕上げられたものなので、よく起きます。水漏れのあった形跡のある場所に電気製品を置かないなどの注意が必要です。サービスアパートにはメンテナンスのスタッフが常駐している物件が多いので、不具合のある時に見てもらい、修理してもらいます。 水道、下水のインフラは日本とは違い、パイプが細い、水圧が弱いなどそもそも日本と同じレベルを期待できません。シャワーの水圧が弱いことや、下水道の匂いが上がってくる物件もあります。気になることはスタッフに言っていただき、内見の際にご確認をしていただくのが良いと思います。
ゴミ出し
日本は都市によってゴミ出しのルールが違い、複雑ですね。また、ルールを守らない住人は白い目で 見られるので注意が必要です。
しかしベトナムではゴミ出しのルールというものがなく、燃える燃えないの区別も資源ごみの分別も ありません。指定のゴミ袋などもなく、スーパーで売っているゴミ袋に入れ、指定の場所に捨てるだけで良いです。ごみは基本的に毎日回収されるので日本より楽ですね。 近年はエコロジー思考もベトナムでも浸透してきているので今後都市部のルールが変更されるニュースも見られますが今のところ変更されていません。
サービス付きの物件
洗濯、掃除付きの物件で、コンドミニアムでも別途サービスを追加することも可能です。日本ではメイド付きの物件などに住まわれる方はほとんどいないと思いますが、ベトナムではサービス付きの物件に住まわれる方の方が多いです。部屋の中に他人が入ることに抵抗がある方も多いと思いますが、一度利用するとこんなに楽ちんなことはないと感じてしまいます。 特に単身で赴任される方は面倒な洗濯や掃除を自分でやらなくて済むので、本当に楽ちんです。ただ、一定の割合で洗濯物の紛失が発生します。洗濯物の紛失はハウスキーパーさんが間違って他の部屋に届けてしまうなどのケースが多いですが見つからない場合もあるので高価な洋服などは自分で管理するなど気を付けていただくことも大事です。 最近では洗濯機や乾燥機が部屋に備え付けられている物件もあるので希望をお伝えいただければ良いと思います。
盗難
室内の盗難は最近では減ってきております。これは共用部分に監視カメラを設置する物件が増えたことや、ハウスキーパーの意識の向上もあります。しかし、貴重品はセキュリティーボックスを活用していただくことが一番の盗難防止対策と思います。 物件によってハウスキーパーの管理体制が違うので、ご相談いただければと思います。
弊社はベトナムで2014年から賃貸仲介事業を行なっており、物件の紹介をさせていただいております。 たくさんの物件をご紹介してきましたが、見た目や立地が良いのにサービスが悪い、建物は古いけどメンテナンスが行き届いていて住みやすいなど見ただけではわからない情報を持っています。 不安な点やご質問は全て日本語で対応いたしますので安心してお気軽にお問い合わせください。